
はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、少し前に知り合いが車をぶつけちゃったらしいんですよ。
結構たくさん傷が入っちゃったけど、修理に出すほどでもないかなぁってその人は思ったらしいんですよね。
その時にたまたま僕と会う機会があって、僕に相談してきてくれたんです。
「これぇ、どうにかならないかなぁ?」って。
僕的には話を聞く限りそこまでの傷じゃないのかなぁ、って思ったんですけど、まぁまずは状況を見て見ようと思って、知り合いの車を見に行ったんですよ。
知り合いの車を見て、僕は1言だけ言いました。
「どうにもなりません」

じゃなくて、完全に治すことは正直難しいんですよ。
けど、擦り傷とかのある程度目立たなくすることはできるんじゃないのかなと思って、ちょっとやってみますとお答えしました。
本当はポリッシャーを使って磨きながら傷を消していきたいなと思ったんです。
でも、ポリッシャーを使うってなると、まずポリッシャーを買わないといけない。
そうなるともうすでに1万円以上もお金がかかっちゃうんですよね。
更に、バフ揃えてコンパウンド揃えてとかなるとなんだかんだ2万円ぐらいになってしまと。
そうなると やっぱちょっと手頃じゃないよねということで、今回は普通にオートバックスとかホームセンターとかでも売っている手磨き用のスポンジにコンパウンド。
これらを使っていこうと思います。
これは番手がいくつか種類あったほうがいいと思います。
なので、今回は手軽に3種類手に入る、ソフト99の99工房液体コンパウンドを使っていきます。
この液体コンパウンドは傷消し用、仕上げ用、鏡面仕上げ用の3種類入ってます。
これを使えば、2~3,000円ぐらいで済むのかな?
かなりリーズナブルだと思うので、これでどこまで傷を消すことができるのかっていうのをやってみたいなと思います。
そうしたら早速外へレッツゴー!
傷の様子を見る

そうしたら車についている傷にマスキングテープを貼って目印をつけました。
だいたいどこにあるのかっていうのを記した感じです。
ざっくり大きく区分して貼ったので、傷数でいうともっとあるんですが、この辺の位置にだいたいありますよっていう形で貼りました。
まず磨く上で大切なのが、「車を洗うこと」です。
砂ぼこりとかが付いていると、磨いたときにその砂とかが原因で余計な傷をつけてしまうので、必ず車はきれいな状態にしておいてください。
今回は手磨きで行くんですが、あくまでも己の力でどこまでできるのかっていうところです。
なので完璧な補修は出来ないと思います。
どちらかというと、どこまで目立たなくすることができるのかっていうところがメインになってくるのかなといった感じです。
とりあえずやってみようかな。
小さい所からチャレンジ
まず小さめのところからやっていこうかなと思います。ここですね 。

このマスキングテープの上ら辺に小さい傷があります。
ここから試しでやってみよう。画像だと少し分かりにくいんですけど……
消える傷か消えない傷かは大体分かります、だいたいね。
例えば、こう水をかけます。
水をかけた時に傷が目立たなくなってるのがわかります?

この場合はクリアの部分だけが傷付いている可能性が高くて、磨けばなんとかなる可能性が高い。あくまでも可能性ね。
逆に水をかけても色が見えているような場合は、ベースの白い塗装までやられちゃってる可能性があるので、そうなると磨いても無駄な可能性が高い。

あと、ぶつけた側は対象物の色が付いてることもあるので、もしかしたら水をかけて色が付いているけど消えるパターンもありますね。
とりあえずこの部分からやってみますか。

そうしたら99工房のツヤ消し用3,000番っていう、ステップ1ですね。
1番粗い物を使います。
今回使うスポンジは、これも99工房から出ております。
要はスポンジバフですね。
まず傷消し用でいこうかなと思うんですが、以前動画で細かいものからやるとより安全ですよっていうお話をしました。
それはもうその通りで、1番粗い物を使えばその分削るリスクがあります。
いきなりここから行くのではなく、もうちょっと細かいのから攻めてもOKです。
けど今回は傷がそれなりなので、傷消し用からいこうと思います。
よく振って、コンパウンドをスポンジに少量つけます。
ボディ面にもちょっとつけてあげて、軽く磨いてってあげる。
ライトとかあるとより便利ですね。傷が見えやすいので。

ある程度磨いたらマイクロファイバークロスとかでコンパウンドを取ってあげる。
この部分ですね。分かりますか?

対象物の汚れだったり、色が付いてて茶色くなっているケースがあるんですよ。
その場合、色が付くせいで傷がより目立っちゃうんです。
それをちょっと軽く磨くだけで、傷はまだ全然消えてないんですが、汚れが落ちたことによってかなり目立たなくなったと思います。
この手磨きとポリッシュはの大きな違いは速度ですね。
これが一番違います。
ポリッシャーの方が機械なので速いです。
手磨きの方が疲れるし遅い。
そんなギュッギュッ力を入れなくていいです。
スポンジ全体を使って磨いていくとかなり薄くなったと思います。
もうカメラじゃ追えなくなってくるレベルじゃないかな。

まだ傷は残ってるけど、かなり目立たなくなったかな。
ここから仕上げ用と超鏡面のコンパウンドに変えていって、表面を整えてあげれば終わりという感じですね。
とりあえず傷消しをどんどんやっていくっていう感じなんですが、分かりにくかったと思うので、場所を変えてみます。
もう少し大きい所にチャレンジ

この辺磨いてみます。
今この隙間にマスキングテープ貼ったんですが、隙間にコンパウンドが入ると、あとから取るのが面倒くさい。
後はシンプルにこの辺は傷付いていないのでマスキングテープで保護と入らないようにしてあります。
そうしたらこの辺行きますか。
今ぱっと見黒っぽく見えているんですが、これは対象物の汚れとかだと思うんですよね。
なのでこの辺軽く磨いてみます。

そうするとこれだけでもだいぶ目立たなくなったと思いますね。
やっぱり、傷を消すのは手磨きだとまあまあしんどいです。
ある程度磨いたらクロスでちょっと拭いてみる。
肉眼で見るとだいぶ傷っていうのは入ってるのが分かります。
けど汚れを取ることによってかなり目立たなくなりますね。

さらに削ってより平滑にしてあげると傷がさらに目立たなくなるんですが、やっぱ結構しんどいね。大変。
もしかしたら、これだけでも十分っていう方いるんじゃないかなっていうぐらいだいぶ目立たなくなりました。
けど傷はもうどうにもならないかな、深そうですね。

こことか分かりやすいんじゃないかな。
3,000番とかのこの傷消し用で磨くと少しクリアがモヤっとした感じになります。
ツヤが若干失われるので、それは仕上げ用とかでどうにかしてかないといけないですよ。
範囲が広くなればなるほど大変。
あと2工程同じようにやってかないといけないので結構大変です。
もう肩周り痛いですね。
結構体力的にも限界。
だいぶ目立たなくなったと思います。
こういうのをどんどん繰り返していきます。
更に磨いていく

これなんかも目立たなくさせるだけだったら、本当ちょろいと思います。
ちょっと縦横で磨いてあげる。知らぬ間に力が入ってるんですね。

どう?かなり目立たなくなったと思います。
傷は消えてはないけどね、という感じです。
結構手磨きでも目立たなくさせるっていうだけだったら、かなりいけますよ。
1番目立つところにチャレンジ
ちょっとヤバめのとこ行ってみますか。

今回の傷の中で1番目立つかな。
もうここはフェンダーもへこみ気味なので不安なんですが、ちょっとやってみますね。
これはポリッシャーでやるともっと速いです、楽にできます。
それがポリッシャーのいいところ。
あとポリッシャーの方がバフに色んな種類がある。
いま磨いているスポンジ。これ僕1種類しか持ってないんですよ。
このスポンジはポリッシャーでいうところのバフと呼ばれる部分になります。
ポリッシャ―だと色んなバフがあって、色んな組み合わせで磨くことができます。
僕がいま磨きの粗さを変えようと思うと、コンパウンドを変えるしか方法がないんですが、ポリッシャーだとバフの方も変えられるので種類が無限大に増えていく、ということですね。
もしかしたら僕が知らないだけで、手磨きでも色々出来るのかもしれませんが、あんまり見ないね。
もうこの辺はパールが持っていかれてるね。
このラインに線が入ってるような感じするじゃないですか。
ここはよーく見るとクリアだけではなく、パールまでもそぎ取られているような感じですね。
ここまで来ちゃうとどれだけ磨いても厳しいです。
限度があるっていうか塗装の限界があるので、ある程度諦めも肝心って言うか。

ここプレスラインあんまりやりたくないんだけど、でもプレスライン上にもう傷が入っているので仕方ない。
傷の中に入った汚れっていうのかな それを取るようなイメージで磨きます。
やっぱり限界がありますね。
この辺の深い傷とかは残ってますが、汚れみたいなもの程度取れたと思います。
最初は色付いていたんですが。
肉眼で見てもそんな色!!っていう感じではないんですけど、光の加減によっては本当目立たないくらいまできております。
どんどん磨いていく

もちろん塗装の状態にもよると思うんですが、手磨き&この傷消し用のコンパウンドで磨いたからといって、一瞬でうわ~もう後戻りできないっていう程塗装がなくなることはないです。
安心してください。
もちろん、この傷消し用で付いた傷がモヤっとした感じになる場合があって、それを消すのが大変ですっていうのはあり得ると思います。
けど もう修復不可能っていうくらいまでに磨いた頃にはもう腕が消し飛んでますね。
基本的に車体を磨くときは直接的、こう角に当てるよりは面に対して当ててた方がいいです。
プレスライン上に磨きをかけるとなると、どうしても角で当たってしまうので、普通の面より削れやすいっていうのは、理解した上でやってもらえたらいいのかなといった感じですね。

傷ついちゃった、最悪だって思ったとしても、汚れだったりすることが結構多くて、傷は意外に浅かったりすることもあるんですよ。
なので諦めないでもらいたい半面、しっかりリスクも把握しておいて欲しいなと思います。
だいぶ見栄えは変わってきたと思います。
手磨きやってみて思ったけど、そんな傷をごりごり消すっていうのは結構しんどいね。

コンパウンドにはキズ消し用って書いてあるけど、その傷その度合いによるって感じですね。
もう本当に目立たなくさせるっていうレベルですね。
クリア以外の部分も削れちゃっているので、ちょっとしんどいけど目立たなくなるよっていうのは分かってもらいたいかな。
だいぶいい感じにはなったと思います。
ある程度やっても無理という場合はもう諦めた方がいいです。
クリアが飛んでたり、本当補修しないといけないレベルになってくると思うので、諦めも肝心です。

そうしたらこの部分磨きで頑張ってみて、恐らく完全には傷は消えないと思うので、このあとポリッシャーでちょっと磨いてみようかなと思います。
1番深いとこはやっぱり無理だな。
パールまでえぐれちゃってるやつはポリッシャー使っても厳しいと思います。
手磨きだとこの量はちょっとキツイ。
どう?分かります?かなり目立たなくなったと思いますが、この辺残ってますね。
この残ってる部分っていうのは傷が深かったりするような部分です。
手磨きだとこれが結構限界かな。
ポリッシャー施工

そうしたら室内に持って来ました。
ここちょっとまだ傷に目立っているので、手磨きでどこまでなるのかっていうのを、もうちょっと頑張ってみようかなと思います。
今ライト当てているんですが、この車がパールっていうこともあって、そんな磨きに対するモヤモヤとか傷消し用の3,000番使ったんですが分からないですね。
これが黒い車ソリッドとかになってくると、またそういう弊害ではないんですが、どんどん磨いていかないと磨き傷みたいなのが目立つようになります。
この車はそんな目立たないので、ある程度磨き用でいっちゃおうかなとも思っております。
ライトを当ててるから傷目立つんですが、けどライト下げるとありますね。

この辺はポリッシャーとかも使ってどうなるのかとかやっていけたらいいかなで、まずはこの大きいとこですね。
ここを手磨きでもうちょっと頑張ってみます。

ここですね。正直なこと言うともうちょっとしんどいかなと思ってます。
これ以上はしんどそうですね。
これもコンパウンドが切れるまでっていうのかな。
最初ちょっと粉っぽいので、それがなくなるまでひたすら磨いていきます。
全然なくならないよっていう人は、もしかしたらコンパウンドの量が多いので、ちょっと減らしながらやってみてください。

どうかな?むずいね、消えないね。
そうしたらちょっとポリッシャーを使ってみますか。
ZOTAさんでウールで普通に行っちゃいます。
機械と手はほぼやっていることと一緒です。
磨いているっていう作業が一緒。
あとはパワーだったり、あと持続力。
やっぱり疲れないっていう、そういうところが変わってきます。
楽なのは、機械でやることですね。
どう?かなり目立たなくなったけどまだちょっといるね。

何かいけそうな気がする。
けど、これは手磨きでもうかなりの時間をかければここまでは来れると思う。
けど、時間と体力は必要になってくる。
あと削ってんのはクリアの部分なんですが、これも有限です。
無限にある訳ではないのでどんどん減っていきます。
クリアが減っていったら 次パールが出てきます。
パールまで削るとパールが飛びます。その次の白出てきます。
白飛んだらもう次もう鉄板見えてきます。
という具合になるので、本当やってもクリアの層までにしたい。
ただ、クリア層がどこまであるのかっていうのが正直分かりづらいので、気を付けながらやっていくといった感じです。
けど、たった1回ウール入れてクリアが飛ぶっていうのは、そうないからね。
だいぶ良くなったと思います。
これ光を当ててるからうっすら傷が見えるだけで、肉眼だともうほぼ分からないです。
これぐらいまで来れたらいいかなといった感じで、だから機械を使った方が圧倒的に速い。

そうしたら今のところの下側。ちょっと磨いてみようと思います。
僕がカメラ越しで見ると3本、太めの傷が入ってます。
その辺にも小傷があるような感じですね。
この辺もかなり削れている感じするんですが、どの傷だったら落とせるかっていう話でいくと、これも難しいんですよ。
クリアじゃなくてパールベースの部分まで入ってるかどうか。
撥水してるから分かりにくいんですが、拭いてみたりするといいかもね。
水拭きしてみて目立たなくなってる部分は、もしかしたら消えるかなっていう感じがしますね。
もっと親水状態にすると分かりやすいんですよね。
水をクリアみたいな状態でを埋めた時に消えるっていうことは、ベースまでまだいってないかなっていう。

特に、ここにあった傷。
これはかなり分かりにくいので、消えそうな感じがします。
逆に別の場所にある深いやつは、水をかけても肉眼で見えるので消えないかもなって思いながらちょっと磨いてみます。
傷があると、どうしてもその傷の部分を消したくなって1点集中型みたいな形で傷のところだけやってしまいがちなんですが、全体的に均しながらやってあげた方がいいですね。
車の塗装とかもそうですが、ちょっとぼかしながらって言うのかな。
傷の部分だけではなく 広い面積でやってあげた方が綺麗に仕上がります。
じゃないと1か所に熱が入り過ぎちゃうことがあるので、気をつけてください。かなり目立たなくなったけど、この1本ですね。

これは厳しそう。これが限界かなぁ。
消え切れてないけど、だいぶマシになったとは思います。
そうしたら一応磨き終わりました。
あんまり目立たなくなったと思います。
今ライトも当たってないので、余計に。
曇りまではいかない、ちょっと晴れてるくらいの気候でほぼほぼ目立たない状態。

もちろん、凹みだったり傷が深すぎてどうにもならなかったところは凄い目立ってるんですが、分かりやすいところで言うと、この部分。

この部分は一切手付けていないんですが、黒いのが見えてますよね。
これはもう白までもう消えてる状態で、この黒の周りがちょっとうっすら白っぽい感じ。
これはパールも消えてる状態で、もうクリア以前の問題なので本当触んない方がいいです。
触るとここからどんどんどんどん塗装が取れやすくなっちゃうっていうのかな。なのでこの辺の見極めが重要ですね。
こういうところは触らない方がいいです。
クリアだけ浅い傷が入っているなっていう部分を見極めて削る必要がある、ということですね。
パールまで飛んじゃうと、同じ白でも黄色っぽいのと白っぽいのが出来上がってしまうんです。
それが車全体に出てきたらもう後戻りできないので、見極めは本当に重要です。
まとめ

はいといった感じで動画の方以上になります。
今回は傷がついてしまった車を手磨きでどこまでできるのかっていうのをやってみました。
どこからいこうかな。
まず今回は白いパールホワイトの車両だったんですが、磨き傷の残り方って言うのかな?
見え方が結構車両の塗装によって変わってくるので、その辺はちょっと注意してもらいたいなといった感じです。
今回はまあまあ粗めの傷消し用のコンパウンドを使ったんですが、そこまで磨き傷みたいなのは残らなかったです。
けど、全体的に見た時にちょっとモヤっとするような感じが出てくる場合は、もう仕上げを行った方がいいのかなといった感じです。
では、手磨きとポリッシャーはどっちがいいのかっていう話でいくと、手磨きの方が楽ですね。
揃える材料とかも金額的にも安いし、パパッとできるので。
けど広い範囲だったり、ちょっと深めの傷を覆うってなったら、ポリッシャーの方が楽かなといった感じです。
なので個人的にはドアノブ周りのちょっとした小傷、爪とかで付いたような小傷は手磨きでもいいのかな。
やってることは全く同じです。
削って滑らかにして傷を目立たなくしてる。
覚えていて欲しいのは、削って傷を消している作業なので、塗装面はどんどんなくなっていきます。
特に今回で言うと、もう傷付いちゃってクリアも削れているパールも削れてるような場所は無理にやらない方がいいと思います。
特にあそこをポリッシャーでバァってやった時に、あそこから一気に削れてしまう可能性があるので、無理せずにっていう感じかな。
あとはもう板金塗装とかお店に任せて補修してもらうだったり、あとタッチペンとかを考えてもいいのかなとは思っております。
とりあえず車の色によっても違うし、手磨きは全面にやるってなるとかなりしんどくなってくるので、そうなってくるとポリッシャーなのかなとは思うしな。
手磨きも色々コンパウンド変えて仕上げていけば、黒い車でもかなり綺麗になるのかなとは思っています。
後はもうどこまでやるかですね。難しいんですよ 細かく説明していくと。
気になった方は是非チャレンジしてみてください。
それではまた!
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