出典:Car-tech
やっぱり、車検の時期が来ると「お金がかかるな~」って感じてしまう私。
自動車に乗っていると、車検は避けては通れないと思いますが、車検のイメージでいくと、また数年間車に乗るために払わなければならないから、検査にかかる時間の捻出ってイメージ。なるべくなら車検にかかわらず、お金を払いたくはないんだけど、車検を通さないと捕まってしまうので、仕方なく(という気持ちで)車検を通している人も少なくはないと思います。
でも「払うお金の意味はしっかりと知っておきたい」と私は思うんです。
だから、今回は車検の意味と内容。支払われるお金の内訳についてお話したいと思います。
車検とは?
車検とは、「自動車検査登録制度」を略したもので、検査によって安全に使用できるクルマであることを確認すると同時に、そのクルマの所有権を公証(法律的に認めてもらうこと)する制度のことです。 登録は一定期間ごとの更新が必要で、自家用自動車(3,5,7ナンバー)と自家用軽自動車(50ナンバー)の場合は初回が3年、2回目以降は2年ごと。 つまり、新車から3年目、5年目、7年目、9年目・・・となります。 車検の有効期間は車検証に記載されています。
もし、車検が無ければ整備不良車や故障してしまう車が数多く世の中に現れ、安全な走行ができないだけでなく、悲惨な事故が続出してしまう結果になってしまうんでしょうね。
また、車検時には自動車の点検・整備だけでなく、自賠責保険に加入する必要があります。
必ず保険に入る事を義務化することによって、ドライバーのみでなく車社会で生きるすべての人を守ろうというのがこの車検制度。車は便利な乗り物ですが、見方を変えれば人の命を奪う凶器にもなりえます。だからそれらに安全を保証する義務を課しているもの。それが車検なんですね。
車検費用ってどんな内容なの?
車検費用の内訳は以下のようになっています。
- 自動車重量税(自動車の重量によって税額が変わる税金)
- 自賠責保険(車検期間分の強制保険料)
- 検査手数料(運輸支局で検査を受ける際の手数料)
- 点検整備亮・車検代行料など(依頼するお店や内容によって異なる料金)
自動車重量税
車の重さによって重量が変わってきます。
【車の維持費】税金について ※ 車の税金をまとめた記事
通常車検(2年車検)の図の中でも大きく分かれるこの金額。軽自動車が安い!! なんて言われる理由もこの中にあると思います。だって最大6倍もの開きがあるんですから!!
それから経過年数によっても金額に差が開きます。もちろん古い車ほどこわれやすいんだから理由としては納得。古い車は安いけど、こういった点や点検整備でお金がかかることも意識しないといけませんね。
自賠責保険
自賠責保険(じばいせきほけん)とは、自動車損害賠償補償法によって、自動車やバイクに乗るすべての人に加入が義務付けられている損害保険のことで、強制加入保険といいます。そのため、これに加入していないことは通常想定されませんが、もし未加入の場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金や免許停止処分になる可能性があります。
出典:jico-pro.com
必ず入らなければいけないものだし、公共の保険に比べれば非常に安いもの。一番高い一ヶ月加入でひと月5,600円、37ヶ月加入であればひと月1,113円と破格の保険です。自分のためにも世の中のためにも必要ですね!!
検査手数料
車検の際の手続きによって金額が変わりますね!でも最大でも2,100円。大きな額ではないんです。これもその手間などを考えれば仕方のないお金でしょうか。
最後に点検整備料&車検代行料
これは車検を依頼するお店などによって変わるお金です。
こちらに関してもお店は商売ですので、さすがに無料でというわけにはいかないんです。整備の知識のある方であれば、自分で通すこともできるそうですが、なんといっても時間がかかる。陸運局で休みの日を潰されてしまうくらいであれば、きちんとした整備を含めてプロに頼んだほうが安心だし、楽ですよね。
ちなみに車検費用の相場はこのくらい。
※重量税は減税対象車などによって異なります。
まとめ
車検はクルマと生きる中で安心を買うもの? 車検さえ通していれば安心かと言われるとそんなことはありませんが、車検があることによってクルマと向き合う機会ができ、クルマに安全に乗ろうと考える良い機会なんだと思います。
ですから皆さんも、しっかりと車検を通すようにしましょうね!!