はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は『ゼロミラー』という商品を使っていこうと思います。
これはミラーに施工することで、水滴が一切付かなくなるというスプレータイプの撥水剤です。なんか聞き覚えのある商品ですね。
特徴は「超微粒子、撥水ナノシリカを高密度に突起配列させて接触角160度以上の超撥水被膜を形成。特殊シリコンバインダーにより長時間ミラーに水滴を付着させない」というものだそうです。
これも水が付かなくなる超撥水系のコーティング剤と同じように、基本的に拭いてしまうと落ちてしまうタイプでしょうか。
その辺を含めて実際に施工して確認してみたいと思います。
施工可能なミラーと下地処理
今回は、ティーダのサイドミラーに施工していきます。
『ゼロミラー』を使用する前提条件として、ミラーに撥水や着色などの特殊な加工を施されている場合は使用できません。
購入前にミラーをよく確認しておきましょう。
まず、ミラーに油膜などがある場合は、『ゼロウィンドウリセットプロ』で油膜を除去してくださいとのことでした。
ミラー表面のメンテナンスはされていなかったので、水をかければ水滴がたくさんついてしまいます。油膜もありそうです。
風が当たりづらい場所のため、水滴もとどまりやすいし、油膜が付いても気づきづらい場所ですよね。まずは油膜を落としてきます。
先日、『ゼロウィンドウ ストロングリセット』を使用したのですが、それと『ゼロウィンドウ リセットプロ』を比較すると液剤の色がかなり違いました。
『ストロングリセット』がオレンジっぽい色の液剤だったのに対し、『リセットプロ』は白い液剤です。
油膜などを落とす場合は『リセットプロ』、それでも落ちないような水あかを落とすには『ストロングリセット』を使うといいようです。
『リセットプロ』を使うときの注意点として「乾いた面への施工の方が効果的」との話を、先日シュアラスターラボの青木さんから伺ったところでした。
油膜の確認のために施工面を濡らしてしまうことが多いので、一度拭いてから作業するといいでしょう。
まずは油膜を落としました。
力を加えづらい場所だという事もあって、ミラーの端まで綺麗にするのは非常に大変です。ミラーを壊してしまわないように丁寧に作業するようにしてください。また、油膜除去剤が残らないようにミラー周辺はよく洗い流しておきましょう。
『ゼロミラー』の施工方法
ミラーの水気を取り除いたら、付属品の飛散防止カバーをミラーに装着します。きっとボディに付いてしまうと良くないのでしょう。
カバーは次回施工時以降も使うことになるので、丁寧に扱いましょう。
缶をよく振り10cm程度離して連続噴射でミラー最上部の端から下部に向かい、塗り残しがないようミラー全体にたっぷりスプレーします。
油膜が残っていると、この工程でうまく施工ができないんでしょうね。
ミラー全体で液剤が親水状態になるようにしっかりと噴射して液剤に浸しましょう。
スプレーが終わったら、そのまま放置させ約15分乾燥させます。
乾燥が進むと一時的にミラーが白くなります。先に塗った上の方からだんだんと白くなるのですが、完全乾燥することで透明に仕上がります。
15分経つ前に変化は終わりますが、そのまましっかりと15分間放置しましょう。
『ゼロミラー』の撥水効果はどのくらい?
施工後15分が経過しました。施工直後の白濁感はなくなり、しっかりと透明に仕上がっています。
ミラーの見た目も変ではありません。早速霧吹きで水をかけて、撥水効果を確認してみたいと思います。
霧吹きで水をかけてみると、ミラーに水が一滴も付きません。ミラーに水が届いていないわけではありません。むしろミラーに向かって射出された水滴がはじき返されているようにも見えます。
次はシャワーで直接水をかけてみました。ミラーの端の方は油膜を取り切れていなかったのか水が付き始めましたが、中央付近には全く水が付きません。
水が弾かれている様子がよくわかります。
コーティングの強度は
水を受け付けなくなる、超撥水系のコーティングは基本的に触れてしまうと効果が無くなります。
『ゼロミラー』に関しても同様のようで、注意事項に
「コーティング被膜は指で触ったり、クロスで拭いたりすると剥がれる性質があるため、施工後は触らないようにしてください。」
「洗車の後、ミラーに直接シャンプー液や水圧をかけると被膜が剥がれるので注意してください」
などの記載がありました。実際に触れてしまうとどのようになるのか、直接スポンジで擦ってみました。
すると拭いた場所周辺は、全く撥水しない状態になってしまいました。
スポンジで洗った部分はすでに親水状態です。スポンジが触れていない部分は撥水していますが、ここも長時間水を直接かけていたら、撥水力が弱くなってきた気がします。
ミラーは直接水がかかることが少ないので、水圧対策は必要ないのかもしれませんが、洗車時などには注意が必要になりそうです。
『ゼロミラー』を施工すると透明度は落ちるのか
こういった、水を弾くような超撥水系のコーティングは、表面に非常に細かい凹凸を無数に作ることで水の定着を防ぐ仕組みになっています。
この凹凸によって水を寄せ付けない仕様になっていますが、効果が高い分見た目が損なわれる場合が多く、他の商品では虹色になってしまうものなどもありました。
今回の『ゼロミラー』は、施工完了時には透明になっていますが、僕の予想では、この凹凸によってクリア感が損なわれているのではないかと考えています。
だから、今度は半分だけ施工を行い、見た目の変化がないかを確認してみたいと思います。
助手席側のミラー半分にマスキングテープを貼り、油膜落としからコーティングの施工まで、すべて半分だけに施工してみました。
通常状態のミラーと『ゼロミラー』とで差が付くのか。
施工を終えて、マスキングテープを剥がしてみた状態がこちら。
マスキングテープが貼られていた位置にコーティング剤が溜まっているのもあり、若干白濁化しているようにも見えますが全体に施工されていれば気づかない程度だと思います。ここまで透明になるのもすごいですね。
これが車内から見た様子です。
いくらミラーが完全撥水になっても、窓ガラスに水滴がついてしまえば多少見づらくはなるかもしれません。しかし、ミラーに直接水滴が付いている時と比べれば雲泥の差です。特に一人で車に乗っている際に、助手席側のミラーを拭くなどの行為はなかなかできないので、ミラーに水が付かないだけで、雨天時の安全性向上・ストレスの軽減につながると思います。
もちろん触れたらダメ・強い水圧はダメなど、注意点はたくさんありますが…。
まとめ
今回はシュアラスターの『ゼロミラー撥水タイプ』を使ってみました。
というか使っていて思い出しました。以前に『親水タイプのゼロミラー』を使ったことがありました。
親水タイプの方はどのようなものなのかと言うと、ミラー全体に水の膜を張ることによって、水滴を作らせないことによって視界を確保するというもの。今回使ったのはそれの撥水タイプの商品だという事でした。
金額は税別で1090円。やはり耐久性は全く無く、拭いてしまうと落ちてしまいますが、視界はバッチリ確保してくれるので重宝するシーンはあると思います。
ミラーに施工するのも良いのですが、バックカメラに施工して、水滴を寄せ付け無くしておくのもお勧めです。
施工後のクリア感に関してもまったく問題ないので、気になった方・雨の日の駐車などで危ないと感じたことのある方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
また、今回使ったゼロミラーを9名様にプレゼントしたいと思います。詳しくはYoutube「車の大辞典cacaca」チャンネル、この動画の概要欄をご覧ください。皆様のご応募、お待ちしております。
※プレゼント企画は終了しています
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!