はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
皆さんに謝らないといけないことがあります。
以前、ジーオンの『ウェットコート』とクリンビューの『ハイブリッドストロング』の撥水効果の比較を行いました。その施工の際に、『ウェットコート』を乾いたガラスに乾いたクロスで行いました。
しかし最近、その施工に間違いの可能性があったかもしれないと感じ始めています。理由は、『ウェットコート』は水で硬化するコーティング剤だから。
空気中にも水分は含まれているので大丈夫だろうと思っていたのですが、水と反応させるのであれば、濡らしたクロスだったほうが良かったのではないかと……。疑いの残る検証になってまいました。
こういった疑念をそのままにしておくと、以前の検証が正しくない可能性も出てきます。そのため今回は、『ウェットコート』を「乾いたクロス」と「濡らしたクロス」でそれぞれ施工し、効果の違いを比較してみます。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
現在のガラスコーティング
今回の検証は、以前『ウェットコート』を施工したこちらの車で行います。
今施工されているのは、右側が『ハイブリッドストロング』で左側が『ウェットコート』です。
現状では『ハイブリッドストロング』の方が撥水していると感じますが、もしかしたら施工手順のせいで『ウェットコート』がすべての性能を発揮できていない可能性があります。
『ウェットコート』はボディメインのコーティングなのでどこまで撥水するようになるのかはわかりませんが、ガラスの撥水性能をタオルの違いでどこまで引き上げられるのか検証したいと思います。
まずはこのコーティングを落として、新しいコーティングを施工していきます。
先にコーティングを落として、親水状態のフロントガラスになりました。
どこかのSNSで、いちいちコーティングを落とさなくても、無水エタノールで油膜を落として、コーティングの上から施工するといい感じに仕上がるという情報がありました。
今回はコーティング性能の検証なのでしっかりと落としますが、今後どこかでその情報の検証もしてみたいですね。
濡らしたクロスで『ウェットコート』を施工してみた
助手席側には、前回同様に「乾いたクロスでの施工」を行っていきます。
以前、『スマートビューONE』は拭き上げクロスを変えることで性能が変わるのかを検証した際には、マイクロファイバークロスを使うのか、綿タオルを使うのかで効果に違いが出たことがありました。
今回はクロスの水分に違いを持たせているのですが、この違いで効果が変わることがあるのでしょうか。
続いて運転席側に「濡れたクロスでの施工」を行います。
施工した感覚では、濡らしたクロスの方がクロスの滑りが良く、施工しやすいと感じました。
今回使用している『ウェットコート』は、本来は濡れた状態のボディに施工するコーティング剤です。
しかし乾いた状態と濡れた状態、それぞれのボディに施工して比較した際には乾いた状態に施工した方が高い効果を発揮してくれました。
そのため、乾式での施工を行いますが、クロスの水分までは検証していなかったんですよね。クロスに含まれる水分で効果が変わるのでしょうか。
撥水効果を比較してみる
『ウェットコート』は本来水をかけながら施工するコーティングなので、硬化に時間を置かずに撥水効果を比較してみました。
右側が「乾いたクロス」側、左側が「濡らしたクロス」側です。
どちらかというと右側の方が水が膜になることが少なく、素早く流れ落ちていると感じました。
僕の印象としては、乾いたクロスで施工した方が撥水効果が高いように思えます。
こちらは車内から見た様子です。反転しているので左側が「乾いたクロス」、右側が「濡らしたクロス」です。
水滴が落ちていく様子を見てもそうですが、ガラスに残る水滴の量を見てみても、乾いたクロスの方が撥水していると感じます。
耐久性に関しては今回の検証からはわからないので、一概にどちらが良いのかに関しては言えません。施工ムラや施工のしやすさなどを置いておいて、撥水性能だけでいえば乾いたクロスの方が効果が高いということになると思います。
まとめ
といった感じで、ウェットコートを乾いたガラスに施工する場合は「乾いたクロス」と「濡れたクロス」のどちらで施工した方がいいのかを検証してみました。
前途のようにコーティング剤自体は水が無いと硬化しないものだと思われたので今回の検証を行ってみましたが、結果的には乾いたクロスの方が撥水効果が高いことが分かりました。
僕が思うに、水で硬化するものなのでしょうが、水をかける行為は硬化を早めるために行われるものなのだと思います。
だから、空気中の少ない水分でも時間が経てば硬化する。水で流されずに成分が留まることによって効果が変わるのではないかとも思います。
僕の印象としては、乾いたクロスで施工した面の撥水効果が100だとすれば、濡れたクロスで施工した面は80程度。だから以前の検証結果はそのままにしておきたいと思います。
色々な検証をしてきた結果、公式の使用方法よりも効果の出る使い方があるなど、よくわからなくなってきました。
パッケージなどにも記載されていない部分まで求めるとなると、どこまで突き詰めるのかが難しいところだと改めて感じました。
今後も「できる限り」にはなりますが、様々な商品の良さを引き出していければいいなと思います。
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