はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、ハンディクラウンの『極 やわかるバーブラシ ボディ用ロング』というブラシを使って洗車をしていこうと思います。
このブラシ、以前から僕も知っていたのですが、ブラシでボディを洗うという行為に抵抗があり、なかなか紹介できずにいました。
しかし、今年のオートサロンでハンディクラウンのブースに立ち寄った際に居合わせた、ディンディクラウンのブラシを愛用しているというコーティング屋さんに、商品に付いてめちゃめちゃ熱弁されました。
これがもう「ものすごく良い」と。毛も柔らかいし汚れもサッと落ちる。冬の寒い季節にはさらに大活躍してくれると。
お話を聞いて、使ってみようと思ってしまいました。
このブラシの触り心地は、タイヤなどを洗うようなブラシとは全く違います。頬ずりしたいほどやわらかい。確かに傷は付きにくそうですが、逆に柔らかすぎて汚れが落ちない可能性もある。
今回は、僕が気になっているところ。「使い勝手」「汚れが本当に落ちるのか」「ボディに傷は入らないのか」を実際に使ってみていこうと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
実際に使ってみた
まずはバケツ一杯にシャンプーを泡立てていきます。
冬の寒い季節の洗車では、このカーシャンプーをすくう作業がとてもつらいものです。僕もたくさん車を洗っていますが、冬場は正直手を突っ込みたくないんですよね。
今回のこのブラシ、ロングと銘打たれているだけあってかなり長いです。
僕が普段から使用しているこの大型の洗車バケツでも、泡を付けるのはギリギリといった感じ。底面に接地しているグリッドガードを外してぴったりといった感じでした。
初めにこちらのマーチを洗車してみたいと思います。
ボディに水をかけて砂ホコリを落としていきます。基本は上から洗っていきます。下から洗車を始めても、上の方から汚れが下りてきてしまうので、効率を良くするためにも上から洗車していきます。
日が出ていたり気温が高い日は、一周洗車を終える前にボディが乾いてしまう可能性があります。そういった場合は全体を一気に施工せずに部分的に施工していってもいいと思います。そういう場合も上から洗車していくことを心がけましょう。
次にブラシにたっぷり泡を付けて、上からボディを撫でていきます。
ブラシに湾曲がないので、すべての面にブラシを当てるのは難しいものの、マーチくらいのサイズの車であれば脚立を使わずに半分まで洗うことができるので、確かに楽でした。
また、柄の部分もスポンジで覆われているので、ボディに触れてしまっても気になりません。
ただし、ボディやボンネットなど広い面への施工は早く感じるのですが、窓や細かい部分を施工しようとすると、ブラシの長さが邪魔になると感じました。
広く平たい面への施工には便利だが、細かい部分の清掃はやりにくいといった印象です。
細かい部分は苦手と言ってもグリルのような広いながらも入り組んだ部分の場合は、ブラシの良さが最も分かりやすい部位だったと思います。
ブラシの毛がグリルの穴に入り込んでくれるため、さっと擦るだけで穴の中まで綺麗にしてくれます。
ただしドアハンドル部分などに関しては、奥までブラシが届きません。こういったくぼみや細かい部分への施工にはスポンジなどを使っておいた方が無難そうです。
汚れを落とす力を確認してみた
今度はこちらの白い車を使って汚れを落とす力がどれくらいなのかを確認してみたいと思います。
スポンジでも同じなのですが、表面に砂などが付いていた場合、擦ったときに傷になる可能性があるので、しっかりと水で砂ぼこりを洗い流します。
洗い流した後に残ったこの汚れ、雨の中にも排気ガスなどの汚れが含まれていて、乾いた際に黒っぽい跡として現れたものです。
この汚れは水を当てても落とすことができません。今回はこの汚れをブラシでどこまで落とすことができるのかを検証していきたいと思います。
先ほどの洗車と同様にブラシに泡を付けて、上からさっと1回撫で下ろしてみました。
力は加えていません。軽くブラシの先をボディに当てながら下におろしただけです。これだけで大体8割くらいの汚れが落ちたと思います。
一度で施工できる範囲も広く、スピードも速いと感じました。ただ、車のボディに平面の部分は決して多くありません。
このドアパネルに関しても、広いように見えてゆったりとした曲線です。触れる程度の力で施工する場合、せっかくの長いブラシもすべての面をフルに使えているわけではないのかもしれません。
これでは完全に汚れを落とすことができていないので、もう数回往復させて、どれくらいで汚れが落ちるのか確認してみました。
2~3回の往復で、ほとんどの汚れが無くなりました。
左側の未施工部分と比べると雲泥の差です。回数は2~3回ですが、ブラシを往復させるというのは若干勇気が要ります。
いくら毛がやわらかいとはいえ、擦った面には摩擦が生まれていて、何度も続けるとなんでも傷が付くものだと思います。スポンジでも一緒です。
ただスポンジでは洗いづらく、汚れが溜まってしまいがちなスライドドアのレール部分やパーツの隙間部分などは、凹凸に合わせてブラシを移動させることによって簡単に綺麗にすることができました。
部位によって使い分けることで、非常に使いやすいアイテムかもしれません。
傷が入らないか確認してみた
傷の確認はこちらのボンネットを使用していきたいと思います。ここにマスキングテープを貼って、その上をブラシで撫でます。マスキングテープを剥がして、施工面と比較して傷ができていないか確認してみたいと思います。
また、このボンネットには『キラサクGP』の撥水コーティングが施工されています。水をかけるとしっかりと撥水します。相変わらずの撥水力です。
こちらのコーティングにどのような影響があるのかも同時にチェックしていきたいと思います。
ハンディクラウンのブラシで施工面を数回擦っていきます。
先ほどまでボディを洗っていた程度の力で擦りました。シャンプーを洗い流した後で乾かすのですが、タオルで傷をつけてしまうといけないので、今回はブロアーで水分を吹き飛ばしました。
マスキングを剥がし、先に水をかけてみました。
ブラシをかけた面もマスキングしておいた面も同様に水をはじきます。正直どこをブラシで擦ったのかわからないと感じてしまうほどです。
傷に関しても、特段新しい物が付いている感じはしませんでした。
元々付いていた洗車傷やウォータースポットなどもそのままですが、今回のブラッシングで付いた傷がある感じはしませんでした。
今度はわざとゴリゴリと強めにブラッシングをしてみました。
ブラシの形なので、人によっては無意識でも強めに施工してしまう人もいるかもしれません。本気で強めに押し当てているので、これでも傷が付かないようであれば「傷が付かないブラシ」と言ってしまっていいと思います。
水をかけてみると先ほどまでの撥水が一転、親水状態になっていました。
さらに水の張り付き方をよく見ると、ブラシを当てていた向きに線のように吸い付いています。ブラシで擦った面のコーティングがはがれてしまったのでしょう。
傷に関しても、やはり付いてしまったようです。
肉眼では目に見えてわかる状態になってしまいました。ただ、全力で擦ればムートンでもスポンジでも傷は付きます。
逆にこの程度の傷で済んでいることがすごいとも感じます。ただ、ブラシの形状をしている分力を込めやすいので、なるべく優しく施工する必要があることは覚えておいた方が良さそうです。
まとめ
と言った感じで今回はハンディクラウンの『極 やわかるバーブラシ ボディ用ロング』を使って洗車の方を行ってみました。
使ってみた感想としては、ちょっと大きすぎる。使ってみる前までは、これぐらい大きい方がボンネットや側面などの広い面は施工しやすいのではないかと考えていたのですが、実際に使ってみると、ちょっと大きすぎると感じました。
大きさのせいもあり、ドアバイザーなどガチャガチャしたところではちょっと使いづらいかなと。
あと、ちょっと重い。最初のうちはそんなに気にならなかったのですが、後半はちょっと疲れを感じます。
使い慣れていないことや取っ手がないバージョンなのが理由の一つだと思うのですが、体力に自信のない方は大変かもしれないといった感じです。
しかし、ブラシなので隙間部分の掃除は非常にやりやすい。
グリルなどの隙間に溜まった汚れを落とすのに最適です。傷を確認する検証では最終的には傷が入ってしまいましたが、同じ強さでタオルなどを使ったら、あの程度の傷で済むわけがありません。
ブラシの傷付きにくさがよく分かったと思いました。普通に汚れを落とすのであれば、本当にササッと撫でる程度で2~3回擦れば大抵の汚れは落ちるので、力は加えない方がいいと思います。
抜け毛に関してもほとんどなく、柄の部分もスポンジで傷対策済み。品質に関しても安心できる商品だと思いました。
なので僕としては、スポンジ・ムートン中心なのは変わらないのですが、部分施工用としてもう少し小さいサイズを一本常備しておきたいなと思いました。
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