Bugatti Automobiles(ブガッティ・オトモビル)が販売する世界限定500台の「Chiron(シロン)」が、”0-400-0km/h” という停止状態から時速400kmまで加速し、完全停止するまでのタイムで “41.96秒” という記録を叩き出し世界記録を樹立した。
Chiron(シロン)は、2016年に開催された「ジュネーヴ・モーターショー」の前夜(2月29日)にワールドプレミアされ、先代「ヴェイロン」の倍となる260万ドル(約2億8000万円)と発表された。パワートレインは、先代「ヴェイロン」と同じ “8.0L W型16気筒エンジン” が搭載されているが、最高出力、最大トルク共に大幅に向上されている。
今回の記録は、非公開の長い滑走路で行われ、世界三大レース「インディ500(2000年、2015年)」と「モナコGP」を制覇しているファン・パブロ・モントーヤ氏がドライバーを務め、0-100km/h:2.4秒、0-200km/h:6.1秒、0-300km/h:13.1秒、0-400km/h:32.6秒、400-0km/h:9.3秒 と驚異的な走りを魅せた。
ブガッティの代表、ヴォルフガング・デュルハイマー氏は「今回世界記録を樹立したことで、シロンの加速力と制動力を証明することができた。ブガッティは、コンピュータ上でどれくらい速く走れるかを計算するのではなく実際に証明するカーブランドだ。」と語っている。