2017.09.04(Mon)
シボレー、「カマロ ZL1」のアップグレードモデル「カマロ ZL1 1LE」がヨーロッパで発売禁止に?
ニュルブルクリンクで “7:16.04” というタイムを叩きだした「カマロ ZL1」のアップグレードモデル「カマロ ZL1 1LE」が、ヨーロッパの歩行者安全基準を満たしていないことから販売禁止になっていることが判明した。
【動画】シボレー「カマロ ZL1 1LE」ニュルブルクリンクで “7:16.04” をマーク!この記事を読む
モータートレンドによると、新型「カマロ ZL1」の車両価格(約690万円)に7,500ドル(約82万円)を上乗せすれば購入できる「カマロ ZL1 1LE」には、空力性能を向上させるためにカーボン製のリアウィングやカナード等が装着されている。このフロントに付いているカーボン製のカナードが、歩行者に潜在的な脅威になるということで発売禁止になっているとのこと。
最高出力650psを発揮するスーパーチャージャー付きV8エンジンは標準の「カマロ ZL1」と変わらないが、ホイールやリアガラスの軽量化、マルチマチック製「DSSV(ダイナミック・サスペンション・スプール・バルブ)」が全輪に装着されニュルブルクリンクで「カマロ ZL1」より13秒以上も速いタイムを叩き出しているのは事実だ。カーボン製のカナードが走行性能にどこまで影響を与えているのかは分からないが、「カマロ ZL1 1LE」をヨーロッパで販売するには少なからずカーボン製のカナードを取り外す必要がある。