イタリアに本社を置く自動車メーカー「フェラーリ (Ferrari ) 」が、8月23日に「カリフォルニアT」の後継モデル「ポルトフィーノ(Portofino)」を発表した。
The time has come. Here’s the brand-new #Ferrari Portofino. https://t.co/E1hx7LhpBL pic.twitter.com/ZclmGLRXbL
— Ferrari (@Ferrari) 2017年8月23日
「ポルトフィーノ」という名前は、東京ディズニーシーのテーマポート「メディテレーニアンハーバー」のモデルにもなった「ポルトフィーノ・ベイ・ホテル」があるイタリアの高級リゾート地が由来となっており、「ポルトフィーノ」は世界各国で「優雅」「軽快」「上品」などの代名詞として知られている。
「ポルトフィーノ」には、排気量3855ccの直噴V型8気筒ターボエンジンが搭載されており、エンジン制御ソフトウェアの見直しと新コンポーネントの採用により「カリフォルニアT」のパワーユニットよりも40ps向上し、最大出力600psを発揮する。更にフェラーリ独特のエキゾーストサウンドを堪能できるチューニングも施されている。
フェラーリ・デザインセンターは「ポルトフィーノ」を設計するにあたって、リトラクタブル・ハードトップを搭載したクーペコンバーチブルでは前例のないツーボックスファストバック構成を採用。更に左右テールライトの距離を離すことによってワイド感を強調してシルエットはスマートに仕上げながらも車輌のスポーツ性を際立たせた。
今回「ポルトフィーノ」に搭載される第3世代の電子リアディファレンシャル「E-Diff3」は、「F1-Trac」との組み合わせにより、メカニカルグリップだけでなく、限界域での車両コントロール性が向上させ、高速走行時の安定性を犠牲にすることなくステアリングレシオを7%引下げることに成功。
「ポルトフィーノ」は内装にも拘っている。乗車快適性に重点を置いた新機能として「タッチスクリーン (10.2inc) 」「新エアコンシステム」「新型ステアリングホイール」のほか、18通りに調整可能な電動シートは、新デザインバックレストの採用によって、後ろに座る人のスペースを格段に広げた。
実車は、9月に開催される “フランクフルトモータショー“ でワールドプレミアされる。
排気量:3855cc
最大出力:600ps / 7500rpm
最大トルク:77.5kg-m / 3000-5250rpm
全長:4586mm
全幅:1938mm
高さ:1318mm
最大速度:320km
0-100km/h:3.5秒