毎年5月に開催されているアメリカの歴史あるモータースポーツイベント「インディアナポリス500マイルレース(通称:インディ500)」で佐藤琢磨が優勝したことに対して、デンバーポストの記者(Terry Frei)が、Twitterで投稿した内容について批判が殺到している。
出典:usatoday.com
これが実際にTetty Frei(テリーフレイ)が投稿した内容だ。佐藤琢磨の優勝に対して「特に個人的な恨みがあるわけではないが、メモリアルデーの週末(戦没者追悼記念日)に日本人が優勝するのは不快だ」とTwitterで投稿した。
コメント欄には「人種差別だ!」「クビにしろ!」などのコメントが多く寄せられ、この投稿は1時間後に削除し、「謝罪します。」と投稿した。
I apologize.
— Terry Frei (@TFrei) 2017年5月29日
デンバーポストはフレイの投稿に対しTwitterで謝罪をした。
The Denver Post’s statement on Terry Frei: pic.twitter.com/0YAmYawW7q
— The Denver Post (@denverpost) 2017年5月29日
「デンバーポストは、私たちの記者であるテリーフレイの不適切なツイートを謝罪します。彼の発言は私たち組織(デンバーポスト)を代表するものではありません。これは個人の問題で、私たちはこれ以上コメントいたしません。」
フレイは29日に正式な謝罪文をTwitterに投稿している。そこにはフレイの父親が所属していたアメリカンフットボールのチームメイトが第二次世界大戦で戦死したことや、第二次世界大戦が終わってから72年も経過していることを理解しながら間違いを犯してしまったこと、そして佐藤琢磨に対する謝罪などが書き綴られている。
解雇されたのか辞職したのかまでは分からないが、デンバーポストのウェブサイト上で「フレイはもはやデンバーポストの従業員ではない」という声明文を発表している。