こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です。
国土交通省が2015年12月28日に、2016年4月1日から施工される道路運送車両法と自動車検査独立行政法人法の一部改正と同時に、ナンバープレートの表示に関わる新基準を公表したのをご存知でしょうか?
今までは、ナンバープレートに関わる基準が曖昧だった為、はっきりとした基準を定めました。
この記事の目次
新旧の基準を比較!
出典:http://www.mlit.go.jp/common/001114809.pdf
ナンバープレートの表示義務 | 2016年4月以前
自動車登録番号標等の表示の義務
自動車は、国土交通省令で定めるところにより、第十一条第一項(同条第二項及び第十四条第二項において準用する場合を含む。)の規定により国土交通大臣又は第二十五条の自動車登録番号標交付代行者から交付を受けた自動車登録番号標及びこれに記載された自動車登録番号を見やすいように表示しなければ、運行の用に供してはならない。
出典:道路運送車両法
この通り、道路運送車両法に記載があるように、ナンバープレートは見やすいように表示しなければならないと定められています。
見やすい位置とは?
不明確すぎますよね!
常識というものがありますが、人によっては見やすい位置だと言い切る人もいるので、明確にどうしなければいけないという規定ができたのですよ。
ナンバープレートの表示義務 | 2016年4月以降の新基準
自動車登録番号標等の表示の義務
国土交通省令で定める位置に、かつ、被覆しないことその他当該番 号標に記載された番号の識別に支障が生じないものとして国土交通省令で定める方法に より表示しなければならない
出典:国土交通省
曖昧だった表示位置が、国土交通省によって定められ、その位置に取り付けなければいけなくなりました。
国土交通省で定める位置とは?
- ナンバープレートカバー禁止(無色も禁止)
- ナンバーフレーム禁止(番号に被覆するもの)
- 折り曲げ禁止(ナンバープレートの折り曲げ)
- 回転させるのを禁止(斜めなどにするのは禁止)
上記にのものに関してましては、2016年4月1日から対象になります。
2021年4月1から、さらに明確化される
出典:http://www.mlit.go.jp/common/001114812.pdf
一定の角度
ナンバープレートの角度に関しては、2016年4月~2021年3月31日までは、走行中に番号が判読できる見やすい角度でなかければいけません。
2021年4月1日からは、上向き10°~下向き10°などが追加されます。
一定の幅(ナンバーフレーム)
ナンバーフレームの幅に関しましては、2016年4月~2021年3月31日までは、番号に被らず走行中に番号が判読できないといけません。
2021年4月1日からは、
- 幅:上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下
- 厚さ:上部6mm以下、その他30mm以下
※脱落の恐れがないもの
ボルトカバー
2016年4月~2021年3月31日までは規定がありませんが、2021年4月1日からは、
- 直径:28mm以下 ※番号に被ってはいけない
- 厚さ:9mm以下
さいごに
4月の施工されて5月には春の全国交通安全があります。心当たりのある方は早めに直しておきましょう。
また、2016年4月1日以降からは汚れているナンバーも対象となるのでご注意!