出典:Sumally
ヤマハ発動機がトヨタエンジンの開発を始めたのが、1964年。
トヨタ2000GT(1967年発売)をトヨタと2社で共同開発するのをきっかけに、トヨタとヤマハは更に深い関係を築いていきました。トヨタ2000GTに搭載した3M-G型エンジンは、当時のクラウンに搭載していた2リッター直列6気筒にヤマハが開発したツインカムヘッド(DOHC)を載せて作られたエンジンです。
私は、小さいころからトヨタ2000GTが大好きでした。素晴らしいデザインとエンジンです!
出典:Amon
ヤマハとトヨタが開発したエンジンの多くは、スポーティモデルに向けの高回転型DOHCエンジンが多く、初代セリカ1600GTや初代レビン&トレノ(TE-27型)に搭載した2T-G型1.6リッター直列4気筒DOHC(2バルブ)エンジンもヤマハ製です。
私が初めて乗った車が、この「セリカ1600GT」リフトバックでした。よく回るエンジンで、もう一回乗りたい車です。
エアファンネルを付けたツインソレックスの凄まじい吸気音がたまに夢に出てきます(笑)
同じセリカで18R-G型2リッターエンジンもラインナップされていて、1972年から1983年まで生産されていました。
出典:TUBE GARAGE、みんカラ
2T-Gは、AE86型レビン&トレノの登場によって新型エンジン4A-G型1.6リッター直列4気筒DOHC(4バルブ)になり、2T-Gは進化して姿を消しました。
しかし、その新開発4バルブ・ツインカムもヤマハとの協業による開発だと言われています。
この4A-Gもとても良いエンジンで未だに人気は衰えていません。
このトレノもその昔乗っていた事があり、エンジン特性はとにかくよく回って楽しく運転する喜びを与えてくれた車でした。
1980年代にトヨタが発表した2リッター直列6気筒の1G型や1981年にデビューしたトヨタ・ソアラの5M-GEU型2.8リッター直列6気筒DOHCエンジン開発にもヤマハが深く関わっていたそうです。
ヤマハはトヨタのスポーツエンジンを作り続けてきました。
そして現在、レクサス最高峰のスポーツカーLFAに搭載するV10エンジンもヤマハが関与しています。
出典:auto blog
このエンジンには、組み上げた人物の名前が刻まれています。
このようにトヨタ2000GTの開発からトヨタとヤマハは共に歩みすばらしい名車を作り続けてきました。
トヨタはヤマハ発動機に絶大な信頼をおいてエンジン開発を任せていたのでしょう。
歴代のトヨタの名機エンジンはヤマハ発動機の技術の結晶です。
私自身もトヨタのDOHCエンジンの思い出はたくさんありヤマハさんには感謝の気持ちです。
これからも素晴らしいエンジンを期待しています。
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