車の中は密室!つまり「音楽を聴く環境」には適しているのです。
家の部屋で音楽を聴いているよりも、車によっては音の跳ね返りを計算している車種もあり、より良い環境の場合があります。
それでは、お気に入りの音楽を更により良く、「走るリスニングルーム」として楽しむには、どのようなポイントを押さえれば良いでしょうか?
こんなに違う!純正スピーカーと市販スピーカー
まず、音にこだわりたい人は、音の出口であるスピーカーのグレードを上げましょう。車に最初から装着されている純正スピーカーは、市販スピーカーに比べると構造や材質の点で市販スピーカーよりも見劣りします。
ポイントは(1)振動板 (2)フレーム (3)マグネットの3点です。
(1)振動板の素材や厚みで音の「伝わり方」に差が出ます。
(2)フレームは音をしっかり支える強度(素材と構造)が重要です。
(3)マグネットは大きく強力な磁力があるほど音がパワフルになります。
純正品は車両本体の軽量化や、コスト優先の姿勢によって、これらに高級品が使われてはいません。
簡単に交換できる市販品のトレードインスピーカーは、純正センターユニットでも、いい音の再生ができるように設計されています。
良い音に近づくにはやっぱりここから!メインユニット
メインユニットは基本的に、高価な物のほうが機能や音が良いでしょう。
しかし、少ない予算で音が良くなったと感じるようにしたい場合は、「DSP(Digital Signal Processor)」機能がついているメインユニットを選ぶといいでしょう。
DSPのおかげで、いろいろな音質・音場を変えることができ、車内でのミュージックタイムが楽しいものになります。
ボタン一つでクラブにいるような音質になったり、スタジオにいるような音質になったり、低音を迫力あるようにしたりと、イコライザーの調整を自分で細かくする必要がありません。
ただし、DSPを使用すると原音とはかけ離れるので、原音重視の方にはDSPをONにするのはあまりおすすめはできないでしょう。
オークションなど上手く活用して、一世代前のオーディオを入手するのもいいです。今時の商品であれば、一世代前の物でも全然問題ありません。
重低音領域の強化はサブウーファーにおまかせ!
一般的な4スピーカーや6スピーカーシステムでは、再生できないお腹に響くような重低音領域を鳴らすことができるのがサブウーファーです。
サブウーファーは大きく分けて、アンプなしの単体サブウーファーと、アンプが付属するパワード・サブウーファーの2種類があります。
重低音領域を手軽に楽しむなら一般的なオーディオシステムであるパワード・サブウーファーがオススメ!更に、よりパワーを体感したいのであれば別体のパワーアンプを使って単体のサブウーファーを鳴らすのも良いでしょう。
この方法であればすごいパワーの迫力ある重低音が堪能できます。
アンプを内蔵していてもシート下などに設置できるぐらいコンパクトなものが多くありますので、音にパワーと迫力を持たせたいなら、採用すべきアイテムですね。
【まとめ】
大切な人を乗せたドライブ中の緊張感も、音の良いミュージックでリラックスを・・・なんて素敵なドライブを楽しむには、
1・スピーカーは純正から、市販のスピーカーへ変更!
2・メインユニットは低予算ならDSP機能がついたものを!
3・重低音を響かせたいのなら、サブウーファーを導入しよう!
というのが大事なポイントになります!
さらに、良い音を楽しむには「あちらこちらのスピーカーからバラバラに音を出さない!」、「音のバランスをとる」と、この2つを守ると更に良い音が楽しめるでしょう。