車が欲しい!他より安くで売ってるからこの車買っちゃおうかなー。
どうしてその車はそんなに安いのでしょうか?
実は中古車には《事故車》という物が存在するのです。
気づかぬ内に、悪い車をつかまされないポイントをまとめてみました!
これって事故車?修復9か所!
そもそも事故車とは、過去に損傷し、フレーム(骨格)に大きなダメージを受けて、交換や修復した経験のある車の事を言います。下記の箇所を修理などした場合に事故車となります。
1. フレーム(サイドメンバー)類
2. クロスメンバー類
3. インサイドパネル類
4. ピラー類
5. ダッシュパネル類
6. ルーフパネル類
7. フロア(トランクフロア含む)
8. ラジエータコアサポート
9. バックパネル
交通事故に限らず、この部位に損傷を受けると、走行機能に大きく影響を受けてしまうのです。
そうです、お気づきでしょう。ドアや、バンパー、フェンダーなどの走行機能に影響のない箇所だけを修復した経験のある車は、事故車にはならないのです。
一見元通り!事故車のなにがいけないの?
では、なぜ事故車には注意が必要なのでしょうか?
事故車(修復車)は、自動車公正取引協議会、日本自動車査定協会、中販連が定めた規約で表示することが義務づけられています。
ですので、販売店などで《修復歴有》の車は、いわゆる事故車のことなのです。
『元通り修復されているようだし値段も安いからこの車に決めた!』
いいえ。実はそれ、うまく騙されているかも知れません!!
例えば、一見すると綺麗に元通り修復されているように見えても、走行したら一定の方向にハンドルがとられたり、エンジン停止、はたまたオイル漏れが起きたり、タイヤが外れて転がっていく・・・なんて恐れもあり、大惨事につながりかねません。想像してみて下さい。外見は綺麗なのに、中身は曲がったまま、そんな車で高速道路なんて走ったりしたら・・・決して安い買い物ではありません。
セルフチェック!事故車を見分ける5項目
実はそのような事故車をしっかり修復せず販売したり、事故車という事実を隠して販売する悪徳業者も存在するそうです。そんな悪い業者に引っかからないためにチェックするポイントは以下の箇所です!
1・ボンネットの塗装ムラやボンネットとフェンダーの隙間がバラバラ
2・ボンネット内部
3・ジャッキで上げる際にひっかける場所に他とは違う凹凸がある
4・ドア
5・トランクルームフロアマットの下、スペアタイヤの周辺
主にこの5つの箇所のつなぎ目などに使用している、ボルトやシーリングの塗装が不自然にはがれていたり、交換したような跡がある場合、修復をしたと予測でき、事故車の可能性が高くなります。このような車は購入することをやめておく方が良いかもしれません!
【まとめ】
事故車を見分ける事は、プロでもかなり難しくなってきている程、板金技術が進んでいる現状。
最後に一つ、どうしても安く欲しい車を見つけ、まったく見分けられないときは、
『購入後に事故車と発覚した場合、全額返金に応じる』よう、販売店と約束の書類をしっかり交わす事をおすすめします!