ETCを導入したいけれど、ETCカードのみ欲しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ETCカードはクレジットカードの追加カードとして位置づけられているため、ETCカード単体で申込むことは通常できません。
ETCカードがなければETCの利用ができませんし、割引やその他メリットを受けることができませんので困ってしまいます。このような場合は、どうしたらいいでしょうか?
クレジットカードの部分がどうしても嫌だという場合は、カードが届いたらETCカードのみ利用して、クレジットカードは、引き出しの奥の方にしまって使わなければよいかと思いますが、クレジットカードを作ることそのものが嫌だという場合は、「ETCパーソナルカード」をご利用されてはいかがでしょうか?今回はETCパーソナルカードをご紹介します!
初めて聞く人も多い!?ETCパーソナルカードって何?
ETCパーソナルカードとは、高速道路・有料道路の料金精算に使えるETCカードの一種であり、NEXCO三社や首都高、阪神高速、本州四国高速の六社が共同発行しているカードです。
カード会社発行の通常のETCカードと同様にETC車載器に挿入して使用するのは同じですが、幾つか異なる部分もありますので、注意しましょう。
ETCカードは、18歳以上(高校生は不可)でないと申込ができませんが、ETCパーソナルカードは、親権者の同意さえあれば、16歳以上から作ることが可能なのです。
もちろん、ETCカードと同様に通勤割引や深夜割引などのETC割引が利用できますし、走行料金に応じてポイントが貯まるETCマイレージサービスへの登録・参加することも可能なのです。
【マイレージ登録について】
簡単!無料!ETCマイレージサービスへ登録のすすめ!
この記事を読む
最低4万円からのデポジットが必要です!
ETCパーソナルカードの場合は、与信審査はありませんが、デポジット(保証金)を預けなくてはいけません。デポジットの額は最低でも4万円になります。
解約時に返金されるとは言え、4万円も預けておきたくないというのはありますし、利用頻度が高いのなら良いですが、年に数える程しか利用しない場合は迷う方も多いのではないでしょうか。
そして、4万円というのはあくまでも最低額で実際は次のうち、いずれか高い方になります。
・平均利用の月額を5,000円単位で切り上げた額(最低1万円)の4倍。
・年間の最高利用月額を2万円単位で切り上げた額。
デポジットはあくまでも担保として預けたお金ですので、前払い金やチャージ的な意味合いのものではなく、高速料金をデポジットから払うわけではありません。
あくまで、実際に利用した料金は1ヶ月に一度、まとめて口座振替で支払います。
利用可能額はデポジットの80%!
ETCカードであれば、クレジットカードの場合は利用限度額一杯まで利用することが可能ですが、ETCパーソナルカードの場合は、デポジット額の80%までとなります。
未清算金額がデポジットの80%を超えると利用できなくなってしまいます。
また、年会費が1,234円(税込)かかり、紛失や破損などで再発行した場合には、再発行の手数料1,234円(税込)がかかる事を頭に入れておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デポジットが必要であったり、年会費が掛かるなど、少々ハードルがある事がお解り頂けたかと思います。
ETCパーソナルカードの申し込みは、ETCパーソナルカード事務局から、申込用紙を入手し、必要事項を書いて、ポストへ投函します。
後日、デポジットの入金依頼が郵送で届くので、支払いを済ませるとカードが郵送されてきますよ!