初めてセルフスタンドで給油するときドキドキしませんでしたか?給油の手順や方法を間違えると、トラブルや事故につながる可能性もございますので、正しい利用方法と疑問を解決しておきましょう。
この記事の目次
給油時の疑問
Q:給油時溢れないように自動でストップするんですか?溢れちゃったりする?
A:満タンになると自動的に給油が停止しますので溢れることはございません。
万一給油できる量より多く設定してしまっても、スタンドによりますが給油機のノズルを外す前に「戻る」や「キャンセル」ボタンで訂正できる場合がございます。また差額はきちんとおつりとして払い戻しされます。
Q:満タンじゃないのにたまに自動でストップしちゃう
A:自動でストップする仕組みは、すごく複雑な「ベンチュリ効果」というものを利用しています。すごく簡単に説明するとノズルの先端に燃料が触れると止まります。
給油口からタンクまでの設計は車により異りますが、配管が複雑な形になっている車が多く給油中に燃料が跳ね返ってしまうことがあります。この跳ね返った燃料がノズル先端に触れてしまうと満タンと判断し自動でストップしてしまいます。
タンクの構造となれば仕方ないのですが、ノズルを奥まで差し込んだ状態で向きを少し調節したりすると改善するようです。
Q:給油中はエンジンかけっぱなしでいいの?
A:給油中はエンジンを停止させなければいけないと消防法で定められています。
厳密に言うとこの法律は危険物を扱うガソリンスタンドに対する規則で、エンジンをかけたまま給油したからと運転手が罰せられることはありません。
エンジンを止めなくても正常に給油されていれば引火してしまうなどのトラブルは限りなくゼロに近いのですが、万一のリスク回避の為、給油中はエンジンを停止してください。
Q:燃料キャップをしめるとき「ガガガガッ」ってなるけど大丈夫?
A:「ガガガガッ」というところまで締めてこそきちんとしまっています。
Q:静電気除去シートはなんでバチッとこない?
A:体に溜まった静電気を通電(放電)しているのにバチッとこないのは不思議ですよね。
簡単に説明すると、体に溜まっていた静電気を「ゆっくり」逃がしているのです。
金属など電気を通しやすいものに触れた場合、急激に放電してしまっているのでバチッと痛い思いをしていまいますが、静電気除去シートは「ゆっくり」逃がしているので何も感じない間に体に溜まっている静電気を除去してくれているのです。
Q:ガス欠になった場合、ガソリンの持ち帰りは可能?
A:ガソリンは揮発性が高いのでポリタンクでの運搬が禁止されおり、ガソリンを持ち帰るには「ガソリン携行缶」という専用の容器が必要になります。
セルフでは持ち帰りが禁止されているので従業員のいるガソリンスタンドにて事情を話してから給油してもらいましょう。
給油の手順
出典:http://zatugakunoeki.com/science/724/
- 空いている給油場所を選び、車の給油口が給油機側に来るように停止します。
※ この時エンジンは必ず停止します。 - 給油口を開けて車から降ります。
- 給油機の画面と音声ガイドに従い、支払い方法や燃料の種類、給油量などを指定します。
- カードor現金を投入します。
- 給油開始のアナウンスが出たら、必ず静電気除去シートに触れてから燃料キャップを外します。
- 燃料キャップを外したら、指定した油種のノズルを持ち給油口の奥までしっかりとノズルを差し込みます。
- ノズルがしっかりと入っていることを確認したらレバーを引いて給油開始です。
- 指定した給油量に達すると「カチャ」と自動的に給油がストップします。
- レバーから手を放しノズルを給油機に戻しましょう。
- 満タンを選んだ場合でも燃料がこぼれる手前で自動的に給油が止まります。
- この際継ぎ足し給油せずにノズルを戻しましょう。
- 燃料キャップをしっかりと締め、給油口を閉じたら完了です。
精算について
精算についてはスタンドによって異なりますが
・給油機で精算する
・給油機で発行されたレシート等を持ってカウンターで支払い
・給油機で発行されたレシート等を持って精算機で精算する
▼これは必ず覚えておいてください▼
セルフステーション内は禁煙です。
※セルフステーション内は火気厳禁です。
容器へのガソリン注入は禁止されています。
給油中はエンジンを必ず停止してください。