最近では、アウディやBMWがチカラを入れているレーザーを使用したヘッドライトシステム。どういった仕組みになっていて、どういったメリットがあるのか紹介したいと思います。
日本ではHIDやLEDが主流になりつつあるのに対して、なぜ新たなヘッドライトシステムを導入しているのでしょうか?
この記事の目次
現在、採用されているLEDライトに比べて何が違うの?
出典:clubmini.jp
- 省エネ
- 照射範囲が2倍
- 小型化
などのメリットがあります。
LEDに比べ約30%省エネ
LEDも省エネで騒がれていましたが、レーザーライトシステムはLEDよりも約30%省エネだという。
照射範囲は2倍、明るさは5倍
BMWの7シリーズに搭載されているレーザーライトシステムは、LEDの約2倍(600m)の照射を範囲を持つ。もちろん対向車や人などに配慮したシステムも搭載されている。
大幅な小型化も可能
通常のLEDに比べ1/10ほどの大きさのため、ヘッドライトのデザイン性を重視するBWMやアウディに取っては重要なことだという。ハロゲンやHIDだと、バルブが大きすぎてヘッドライトデザインする際に、どうしても邪魔になってくる。LEDやレーザーライトシステムのように、小型化することでデザインを重視したヘッドライトユニットを作成することができる。
カメラによるハイビームアシスタントで周囲の車にも配慮!
出典:bmw-new7.jp
70km/hを超えるとLEDハイビーム・ヘッドライトと、レーザーライトシステムが自動的に点灯する。
光自体は、自然光に近い人間の目にやさしい白色光を放射する。
車載カメラで対向車や歩行者などを認識して、ヘッドライト内部に実装した複数の光源で対向車や歩行車が眩しくならないような配慮もされている。