こんばんわ。たにけいです。
前回の『トヨタとヤマハの深い関係!』に引き続きヤマハ特集です。
今回は、幻の公道を走るF1マシーン「ヤマハ・OX99-11(オーエックス99-11)」についてご紹介したいと思います。
ヤマハ|OX99-11とは?
出典:youtube.com
1989年よりF1へエンジン供給という形で参戦を行っていたヤマハは、レース活動にて得た技術を活かして初の4輪車を開発する。
市販を前提としてはいたものの、そのコンセプトは「ロードゴーイングF1」という、いわゆるスーパーカーと呼ばれるジャンルにカテゴライズされるものであった。
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コンセプトは「公道を走るF1」いわゆるスーパーカーの制作でした。
1992年5月にロンドンで発表会が行われ1994年に販売を開始しましたが、バブル崩壊後ということもあり注文が入らず業績悪化も追い討ちとなり、結局1台も発売されることなく1993年に計画は終了してしまいました。まさに幻の車です。ちなみに当時価格は、1億3000万円(100万ドル)。
OX99-11の構造が、F1そのもの!
カーボンモノコックにエンジンをリジッドマウントし、エンジンもフレームの一部としての役割を持たせています。
構造はフェラーリF50と一緒ですが、センターシートと合わせてサスペンションの形状、ノーズコーン、ラジエターの位置がF50とは違い、F1と殆ど変わらない設計になっています。
そして面白い特徴としては、前後の2人乗りで運転席をセンター配置し、その後ろに助手席があります。その辺がオートバイを作り続けているヤマハらしいところですね!
最高速度は350km/h、静止状態から100km/hまでの時間は3.2秒という性能だった。
エンジンまでもF1そのもの!「OX99型 エンジン」とは?
1991年にブラバムに「ヤマハ・OX99型エンジンが(V12 3.5リッター)」供給された。シーズン前半は予選落ちを喫することになったが、後半になると調子を上げ日本GPで5位になりブラハムとヤマハは良好な関係を築いた。
しかし、オーナーが難色を示し1年でヤマハとブラハムの関係は解消となり、シーズンを5位で終えたジョーダンが「ヤマハ・OX99型エンジン」を獲得した。
1992年にヤマハのエンジンを搭載することが決まっていたことから「ジョーダン・191(1991年車両)」に「OX99型エンジン」を搭載してテストが行われていた。1992年からはフォードのHBエンジンから「ヤマハ・OX99型エンジン」を搭載しF1世界選手権に挑んだ。
F1で採用して以降、他のカテゴリのレーシングカーにも広く普及することになった。当時の最高な技術で開発された素晴らしい車が時代の影響で販売できなくなってしまって本当に残念でなりません。今の時代でもOX99-11のようなとても個性的で洗練されたスーパーカーは生まれるのだろうか?
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2014年9月よりフォーミュラーEという電気自動車のフォーミュラーレースが始まりました。もしかしたら公道を走るフォーミュラーE車が生まれたりして(笑)
楽しみが増えましたと・・・