みなさんは定期的にブレーキフルード(ブレーキオイル)を交換していますか?
『ブレーキが効かなくって恐ろしい目にあって、死ぬ思いをしたよ…』
その内容は恐ろしく、詳しく聞いた私はすぐに自分の車のブレーキを点検しました。
車の運転にとても重要役割を持つブレーキフルード。
気になる交換時期や、交換しないと恐ろしい理由を、下記にまとめました!
ブレーキフルードの重要な役割とは?
そもそもブレーキフルードとは、どのような役割を果たしているのでしょうか。
ブレーキオイル、ブレーキ液とも言いますが、車にはもちろんバイクなどにも使用されている油圧式ブレーキにおいて、車のブレーキを掛けた時に、各制御装置へ伝達するために重要な役割を担っています。
そのため、ブレーキフルードを定期的に交換しないと、各制御装置への伝達が十分に行われずブレーキが利かなくなり、重大な事故につながりかねません。
では、いったいどのくらいを目安に交換したらよいのでしょうか?
ブレーキフルードの交換時期について
ブレーキフルードの交換時期について、自動車メーカーの指定は【車検ごとの交換】という事になっています。
つまり、普通乗用車の場合で言うと、2年に1度交換することが望ましいという事です。
距離ではなく、経年期間で考えてられているのです。
普通乗用車:2~3年に一度交換(2年ごとの交換推奨)
トラックなどの大型車:1~2年に一度交換(1年ごとの交換推奨)
オイル漏れをおこしたり、ホースなどの破裂など問題が無ければ、オイルが減ることはないので、推奨年数プラス1年程度は問題はないでしょう。
ですが、日頃からブレーキを踏んだ時にフワフワ感がないか、効きが甘くないか、効かないときがないかなども意識し、忘れず定期的に点検・交換を行いましょう!
危険!ブレーキフルードが劣化するとこうなる!
えっ!そんなの一度も交換した事ないよ!なんて人もいるのでは?
ブレーキフルードを交換せずにいると、そのオイルの性質上、水分を吸収しやすい為空気中の水分を吸います。
この為沸点が低くなり、ブレーキを掛けた時発生する熱によって、フルードが沸騰してしまい、気泡が発生!
この状態になってしまうと、気体(気泡)では圧力が伝わりにくくなり、いくらブレーキペダルを踏んでも制動力がきかず、危険な状態になってしまいます。
これをペーパーロック現象といいます。
他にも、交換せずにいるとその水分によって内部のシステムやホイールシリンダー、ブレーキキャリバーなどの重要な部分までが錆びを起こし、オイル漏れを起こしてしまう事があります。
こうなるとホイールシリンダー、ブレーキキャリバーなどの交換が必要なことも…
実際にはこの報告がとても多いようですが、いずれにしても大変危険です!
まとめ
・ブレーキフルードの交換は車検毎に!
安全を守るためにとにかくこれだけは忘れずに!