国産のスーパーカーとして登場し、2005年に絶版となったホンダの「NSX」がついに復活!となって、今騒がれているのはご存知ですか!?
今回はそのNSXの歴史と、新しいNSXの魅力に迫ってみましょう!
フェラーリ、ポルシェのライバルとして登場したNSX!
ホンダ NSXは、1990年にフェラーリやポルシェをライバルと見据えて登場した国産スーパーカーです。
名前の由来は「New SportsCar」と”未知数”を表す「X」から来ており、ホンダのレースへの熱い想いを体現したモデルでした。
なんと発売から絶版までの15年間、一度もフルモデルチェンジされる事がなかった、という珍しいモデルなのです。
発売当初、バブル景気が続いていた日本では3年先まで予約の入る人気となっており、これに対してホンダも製造工員を倍にして、増産体制を取りました。
しかし、直後にバブル経済が崩壊し、翌年の1991年にキャンセルが相次ぐ事態となった、というエピソードも残されています。
NSXがハイブリッドスーパーカーになって復活!!
ポルシェ、フェラーリ、マクラーレンなど名門メーカーがハイブリッドスーパーカーを製造している中、
遂にホンダもこの分野に参入しました!新型NSXがV型6気筒直噴ツインターボを搭載したハイブリッドスーパーカーとして復活を果たすのです!
スーパーカーの機能性とエキゾチックなフォルムを「ダイナミックに融合」させることがテーマのエクステリアが目を惹きます!
米オハイオ州の空洞実験施設でテストを重ね、高い空力性能を実現したという。フロントは切れ長の6眼ヘッドライトが特徴です。
ホンダが切り開いた新技術とは!?
ホンダは新型NSXの開発にあたって前人未到の分野に踏み出しました。
それが「SH-AWD」という新システムです。これは「曲がる性能を飛躍的に高めるシステム」と言われています。
ポイントは3つのモーターにあります。
1つ目のモーター左右の後輪を、残り2つのモーターは左右の前輪それぞれに割り当てられています。曲がる際にはそれぞれのモーターでタイヤをコントロール。
それによって、従来のようなステアリングによる方向転換ではなく、タイヤの駆動力をコントロールすることでの方向転換が可能になります。
これは4本足で走る動物から得た発想です。「4本足で走る動物は、曲がる際に曲がろうとする外側の足を内側よりも強く蹴っている」とのこと。
身近な例では、手漕ぎボートが曲がる際に内側より外側のオールを強く漕ぐことです。(ホンダHPより)
動物の動きや日常のワンシーンから着想を得た「駆動力によって曲がるシステム」、それがSH-AWDなのです!
【まとめ】
2015年発売予定の新型NSX。復活モデルという喜びもありますが、自動車の新たな可能性に挑戦した車、という意味でも喜びと驚きの大きいモデルとなりそうです!
今後もNSXの情報から目が離せませんね!