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ロータリーエンジンは、ドイツの技術者「フェリクス・バンケル」が発明した内燃機関で、マツダが世界で唯一量産車でロータリーエンジンを載せた車を作り続けています。本来このエンジンは「バンケルエンジン」という名称で、「ロータリーエンジン」という名称はマツダ(元 東洋工業)が付けた名称です。自動車用として使われ始めたのは東洋工業(現・マツダ)が量産化に成功し1967年昭和42年「コスモスポーツ」に搭載し販売を始めました。
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マツダロータリーエンジンの原点コスモスポーツ
なんと斬新なデザインでしょうか?宇宙船みたいですね!当時ウルトラマンでも使われました。
こんなデザイン当時良く考えられましたね!そのデザイナーは、学芸大卒業のマツダ初のデザイナー小林平治です。
燃焼室内のローターの動き
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吸気→圧縮→爆発→排気の順番でローターが回り出力がシャフトを通じてミッションに伝えられています。
普通のエンジンはピストンが上下運動するのに比べ、ロータリーエンジンは回転運動なのでスムーズな動きになります。
ロータリーエンジンの長所と短所(レシプロエンジンと比べて)
長所
1.軽量、コンパクト(部品点数が少ない)
2.低振動、低騒音(ローターが回転運動しているため)
3.ハイパワーなどが挙げられます(ローター1回転で3回爆発しているから)
短所
1.燃焼効率(燃費)が良くない(熱効率が良くない)
2.低速トルクが不足するなどが挙げられます。(圧縮比が低いから)
もう一つ、ロータリーエンジンは「エンジンオイル」をハウジング内に注入してハウジング内の潤滑をしています。そのためにエンジンオイルも燃焼され、一定の割合で減少していきます。2ストロークエンジンみたいですね!
ロータリーといえば…
出典:りゅうクンの日記
レッドサンズの高橋啓介が操るFD3S RX-7ですね!いい車ですよね!ハンドリングが素直でどこまでもスムーズに吹け上がるエンジンはとても気持ちいですね。あの「どこまでも回り続けるようなエンジンフィール」ロータリーロケットは他のエンジンでは表現できません。ロータリーエンジンの今後の発展に大きく期待しましょう。
今後のロータリーエンジン
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ロータリーエンジンは水素と相性が良くマツダは「水素ロータリーエンジン」という「ガソリンと水素のどちらも使用できる」エンジンの開発も行っており、リース販売で実用化もされています。このような「新エンジン」がロータリーエンジンの幾つも抱える問題を解決してくれる事を期待しています。世界に誇れるマツダの技術、素晴らしいです。市販水素ロータリー待っています。
2004年にマツダ・RX-8ベースの研究車両が公開された。