ETC車載器は、カー用品店などで販売されているそのままの状態ですぐに使えるというものではないのはご存知でしょうか?
あらかじめ設置する自動車の情報をETC車載器にインプットしておく必要があり、これを「セットアップ」と言います。
今回はETCのセットアップについて、まとめてみました!
この記事の目次
ETCのセットアップとは!?
出典:親父の戯れ言
ETCを利用して有料道路の料金を精算するためには、あらかじめETC車載器を自動車に設置しなくてはなりません。
この車載器が料金所のアンテナと無線による通信を行い、料金情報を交換するようになっているのです。
ETC車載器は、どの自動車でも自由に利用できるETCカードとは違い、車載器の方はそれぞれの自動車とセットで使われるもので、あらかじめ設置する自動車の情報をETC車載器にインプットしておく必要があるのです。
この作業をセットアップと言い、認可を受けた専門の業者(ディーラー、カー用品店など)が行うのです。
セットアップ方法は二通りあります!
出典:Car Watch
セットアップですが、大まかに分けて2種類の方法があります。
一つはオンラインセットアップ、もう一つはオフラインセットアップです。
オンラインセットアップ
セットアップに必要な情報を、情報発行元(ORSE、財団法人道路システム高度化推進機構)とセットアップ店との間でオンラインで送受信するという方法です。車両情報を暗号化した状態でETC車載器にインプットするためには、必ずこの操作を一旦行わなくてはなりません。
オンラインセットアップ店とはこのような操作を行うことができるセットアップ店のことであり、オンラインで情報の送受信ができる分、より短時間でセットアップが可能となり、ETCカードさえあれば申し込み当日にETCが使用できるようになるのです。
オフラインセットアップ
オフラインセットアップとは、セットアップに必要な情報を、情報発行元(ORSE、財団法人道路システム高度化推進機構)とセットアップ店との間でFAXや郵送でやりとりするという方法です。
車両情報を暗号化した状態でETC車載器にインプットするためには、必ずこの操作を一旦行わなくてはなりません。
こうした操作を行うセットアップ店のことを、オフラインセットアップ店と呼びます。
オンラインでこれらの情報を送受信する「オンラインセットアップ」と比べ、こちらの方が時間がかかります。申し込みから完了まで、およそ1週間程度かかります。
こんな時、セットアップは必要!?
出典:グランド・セフト・オート5写真大好きブログ!GTA5攻略情報ほか
ナンバープレートなどを変更した場合
ETC車載器には、セットアップ時に車両を識別するための情報がインプットされますが、この情報の中に、ナンバープレートの情報が含まれています。
ですので、転居などの事情によってナンバープレートを変更した場合には、ETC車載器はそのままでは使えない状態になってしまいます。
その際には新しいナンバープレート情報を車載器にセットアップする必要がありますので、販売店かその他のセットアップ店で再セットアップの手続きを有料で行わなくてはなりません。
ETC車載器をほかの車両に移したとき
ETC車載器を従来装着していた車両から別の車両に移す場合は、そのままの状態では車載器を使うことはできません。車載器にはナンバープレート情報など、各車両を識別するための情報がセットアップ時にインプットされているためです。
そのため、このような場合には再度販売店またはその他のセットアップ店で再セットアップを施す必要があります。
なお、この再セットアップ作業は有料となります。
ETC車載器の搭載された車両を入手したとき
他人から自動車を譲り受けた際、その車両に既にETC車載器が装着されていたというケースで、この場合は幾つかのケースが考えられます。
ナンバープレートをそのまま継続して利用するか、または変更するかで変わってきます。
ナンバープレートが変更されれば車載器もそれに合わせて再セットアップする必要があります。
また、自動車の名義人の変更についても、同様のことが言えます。
多くの場合、再セットアップが必要となる可能性が高いと言えますが、念のために販売店等に相談してみるのが良いでしょう。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか!?ETCのセットアップは行わないと、レーンを通る事ができないので大事な作業なのです。
中古車を購入した場合、ETC・車載器がついていた場合などに、再セットアップを行わなくてもレーンのバーが開く事がありますが、最悪の場合不正使用で罰せられてしまいますので、しっかりと再セットアップを行いましょう!