
はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!

ついに届きました!「ケルヒャー KHB5」バッテリー式の高圧洗浄機です。高圧洗浄機といえばケルヒャー。その中でもコンセントの無い場所でも使えるバッテリータイプのものを購入しました。定価が3万円強なのですが、Amazonで24000円くらいだったので購入しちゃいました。後から気づいたのですが、ケルヒャー公式サイトでは32000円で販売されており、そこでは13000円のバッテリーが追加で1個付いてくる。もしかしたらそちらの方がお得かもしれません。
今回はこのKHB 5のサイズ感や威力、使い勝手などを実際に使用してレビューしたいと思います。
この記事の目次
ケルヒャー KHB 5 モバイル高圧洗浄機

こちらがKHB 5。箱を見た時には思っていたより小さいと感じたのですが、本体を取り出してみると意外とでかい。そして…重い!!バッテリーやホースを繋げて使用することを考えると更に重い。心配です。

こちらが付属の18V2.5Ahバッテリー。使用時には残り使用時間とバッテリー残量が、充電時には充電官僚の時間が、保存時にはバッテリー残量が表示されるとのこと。
今回購入したのはケルヒャーのモバイル高圧洗浄機ですが、僕はマキタのモバイル高圧洗浄機も気になっていました。マキタのものは18Vのバッテリーを2つ使用するタイプ。こちらは5万円位したので一旦後回しにしました。

ノズルは2つセットになっていて、水流が高速で回転するサイクロンジェットノズルと、広角のワンジェットノズルが付属しています。取扱説明書もちゃんと日本語なので安心できました。

早速バッテリーを付属の充電器で充電してみました。表示された時間は…241min。4時間!?
時間が長すぎてびっくりしましたが、まずはしっかりと充電。満充電を待って使っていきたいと思います。

充電が完了したので、KHB 5にノズルとバッテリーを装着。戦闘準備万端です!早速MISSIONに取り掛かります!グッドラック!
KHB 5の使い方、威力について

今回のケルヒャー KHB 5は使い方が2通りあります。1つは高圧洗浄機に直接ホースをつないで使用する方法。もう一つは水を溜めたバケツに高圧洗浄機から伸ばしたホースの先端を入れ、高圧洗浄機で吸い上げて使用する方法。こちらの方法であれば、ホースの水を使えない環境でも高圧洗浄機を使用することができます。モバイル高圧洗浄機らしい使い方ですね。どちらの場合も一般的なホースのワンタッチジョイントで接続できるので、普段使っているホースをそのまま使えます。

ホースを直接接続して使ってみました。メチャメチャいかついノズルになった感じがします。使い方はトリガーを引くだけ。バッテリーのパワーで圧縮された水が噴射されます。
水道から直接ホースを接続している場合は、高圧洗浄機まで自然に水が送られてくると思いますが、バケツから水を吸い込む場合は、高圧洗浄機が自分で水を吸い込む必要があります。そのため、それぞれの使い方でバッテリー消費量や威力に違いがあるのかを確認してみたいと思います。
水道給水とバケツ給水で威力に違いはあるのか

威力の違いを確認するため、ブロックの汚れが落ちるまでの時間を比較してみました。一見なんの変哲もない、普通のブロックですが実は表面や目地に砂が入り込んで汚れています。高圧洗浄機を使えば、噴射するだけでこういったブロックも綺麗になってしまいます。
バケツの水を使ってブロックを洗う

まずはバケツの水を使って放水してみました。バケツの水を使う場合は水の吸い上げを行っているためか、噴射までに少し時間がかかります。

少し噴射を続けるとブロックの色が変わりました。綺麗になっています。ここまでにかかった時間は噴射開始から約37秒。結構素早く綺麗になったと思います。この時点でバッテリーも減っていました。やはりバケツで使うとバッテリーの減りも速いのか?
直接水道から給水してブロックを洗う

続いてホースで水道と直接高圧洗浄機を繋いだ状態でブロックを綺麗にしてみます。今度綺麗にするのは先ほど綺麗にした部分の左側です。

今度は噴射開始から約19秒でブロックが綺麗になりました。水道直繋ぎの方が安定しているし、汚れ落ちも速い気がします。威力に関しては何とも言えませんが、汚れ落ちのスピードではこのような違いがありました。
通常の高圧洗浄機「K2.360」の場合

普通の高圧洗浄機と差があるのか気になったので、旧モデルになりますが、「K2.360」でも同様にブロックを洗浄してみました。

K2の場合は噴射から約14秒でブロックが綺麗になりました。手袋の上から手に当ててみましたが、K2の方が強い感じがします。KHB 5もまぁまぁ痛かったのですが、K2の方が明らかに威力がありそうです。とはいっても、KHB 5はコンセントの有無を問わずに使えるという利点があるためこれでも十分。威力としては申し分ないと思います。
水道給水とバケツ給水でバッテリー消費量に違いはあるのか

再び1時間程度充電を行い満充電にしました。車1台を洗うのに、バケツに溜めた水を使用する場合と、水道とつないで使用した場合でバッテリー消費量にどれくらいの違いが出るのかを検証してみたいと思います。
バケツの水を吸い上げて洗車してみた

まずはこちらのトヨタ ノアをバケツの水を吸い上げて洗車してみたいと思います。

まずはシャンプーを泡立ててみました。使っているのはオートブライトダイレクトのパープルベルベットです。バケツの水を給水している威力でも、シャンプーの泡立てには十分。大量の泡が作れます。でも水が安定して出るまでの時間にちょっとイライラ…。

スライドドアの溝部分など、細かい部分を洗うためにチョコチョコと短い噴射を繰り返してみました。この使い方をした場合、挙動が安定しなくなります。しっかりとバケツの中にホースが入っている状態でも、断続的に動かすと吸い上げる水が高圧洗浄機に届かない時があるのか、水が出なくなったりします。安定していれば、洗車に威力は申し分ないのですが…

普通にボディ側面やボンネットなどを洗っている際には使いやすいと感じました。給水しているバケツを除けば、他のコードが無いので車の周囲を回るのも楽チンです。しかし水が無くなる速度が意外と早く、途中でバケツの水が無くなったりするのでバケツの残り水量はこまめに確認が必要です。

順調な洗車に見えますが、ルーフ部分など車の高いところに水をかけようとするとメチャメチャきつい。高圧洗浄機が重くて、体勢を維持するのが大変なんです。男性の筋力でもちょっと厳しいと感じました。

フロント・運転席側・リアを終えて助手席側を洗車している途中でバッテリー残量が0になってしまいました。全体的にすすぎはできていない段階で水が使えなくなってしまいました。続けて使うには、再度5時間近い充電を行う必要があり、車が乾いてしまいます。バケツの水を吸いながら放水する場合、バッテリー1つでは洗車が終えられなそうです。
水道から直接ホースをつないで洗車してみた。

再び満充電にして翌日。先日のノアと同じくらいの大きさの車ということで今度は日産 セレナを水道と高圧洗浄機をホースで直接つないだ状態で洗車してみます。汚れ具合としてはノアよりも比較的綺麗ですが、細かい部分で汚れが残っています。隙間やくぼみを中心に高圧洗浄機で綺麗にしていきます。

こちらの場合もやはり重さがネックです。肩より上に高圧洗浄機を持ち上げるだけで、かなり疲れます。右手がロックマンになりそうです。でもバケツから水を吸い上げている場合と異なり、断続的に噴射した場合でも水が出なくなることが無いので、その点でのストレスは感じなくなりました。

洗車を半分終えたところでバッテリーが急に0になり、放水がストップ。リアと助手席側側面半分程度を残して洗車ができなくなってしまいました。水道から直接給水しようが、バケツから給水しようが、どちらにしてもバッテリー1つではダメでした。KHB 5をずっと使用して洗車を行う場合、少なくともバッテリーが2つは必要になりそうです。
ノズルの互換性について

気になったのでK2のノズルをKHB 5に取り付けてみました。ところが径が違うようで、KHB 5のノズル差込口にK2のノズルは入りませんでした。どうやら規格が異なるため、KHB 5用のノズルしか使用できないようです。

確認のため、スノーフォームランスも取り付けてみようとしましたが、こちらも差し込むことができませんでした。スノーフォームランスが使えたら面白そうだったのに残念。ケルヒャーの高圧洗浄機用周辺機器を使用したい場合は、KHB 5を選ばない方がいいかもしれません。
まとめ

といった感じで今回はケルヒャーのコードレスタイプ、モバイル高圧洗浄機 KHB 5バッテリーセットを使ってみました。僕としては、高圧洗浄機と言ったらケルヒャーなんです。そのケルヒャーからモバイルタイプが出たということで購入してみたわけですが、バッテリー1つでは、ミニバンタイプ丸々洗車するのは難しいということが分かりました。
使ってみた感想としては、まず重い。モーターやバッテリーなど、水の圧縮にかかわるものをすべて持った状態で使うことになるのでかなり疲れます。
また、バケツの水を吸い込むことで水道の無い場所での使用もできますが、断続的な放水は向かないことがよくわかりました。水を吸い込み続ける必要があるので、バケツの水を使用する場合は放水しっぱなしの状態で使った方が良さそうです。
今回洗車をするうえで問題となったバッテリーですが、ミニバンクラスの車を洗うのであればバッテリーは最低2つは欲しいところ。ケルヒャー公式サイトではバッテリー2個のセットがお得に購入できるので、そちらがオススメです。
また、今回使用したバッテリーは18V2.5Ahタイプでしたが、他に18V5.0Ahタイプのものもあります。こちらは約2万円で倍の容量になりますが、バッテリーを大きくすると重量も増してしまうため、僕としてはあまりオススメできません。他にも急速充電器が6500円くらいで販売されているようなので、そちらは非常に気になっています。

水圧などに関しては、モバイルバッテリー式の高圧洗浄機にしては強いと思います。しかし、排出水量はKHB 5が200ℓ/hに対してK2.360は360ℓ/hと通常の高圧洗浄機よりも少ないようです。金額面でもK2が2万円程度と安いため、コンセントが使えるようであれば通常の高圧洗浄機を使った方が良いかもしれません。
なんにしても重い。使う前に筋トレをして筋力をつけてからじゃないと大変な気がします。僕だったら、KHB 5を買わずに洗車場に行ってしまった方が楽かもしれないと思ってしまいました。それぐらい重くて大変でした。
それでも水道やコンセントを使えない環境で高圧洗浄機を使いたい方にとっては非常に有用な道具だと思います。気になった方は購入してみてください。
そいじゃ、また!
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