ブレーキキャリパーという単語をお聞きになった事はありますか?ブレーキと付くくらいですから、なんとなく重要なパーツのような気がしますが、実際はよく知らない・・・という方も多いのではないでしょうか?ブレーキキャリパーについてまとめてみましたので、学んでいきましょう。
ブレーキキャリパーとは!?
ブレーキキャリパーとは、ブレーキパッドを内側に装着してブレーキローターを挟み込んで止める、いわばブレーキの本体ともいえる重要なパーツです。大きく分けてブレーキキャリパーには異なる2つのタイプがあります。両側にシリンダーがついている「オポーズドタイプ」とローターの内側だけにしかシリンダーがない「フローティングタイプ」です。性能的な面では、オポーズドタイプの方が優れてはいますが、コストがあまりに掛かりすぎるために高級車やスポーツカー以外には一般的にフローティングタイプが採用されています。
ブレーキキャリパーは交換する必要があるの?
出典:taichi工房
ブレーキキャリパー内部が劣化してくると、ピストンが正常に押し出されず、ブレーキ性能に悪影響を与えてしまう為、定期的な交換が必要になります。ブレーキキャリパーの交換時期の目安は、10万kmでオーバーホールするのが一般的です。ブレーキキャリパー内部には、シールやブーツなどのゴム製パーツが使われており、ゴム製の為、劣化してくるとピストンの動きを悪くしてしまいます。劣化したゴム製パーツを新品へと交換や、動きが悪い部分をリペアしたり・・・といったオーバーホールをすることで、本来の性能が元通りになります。
キャリパーカバーでオシャレにドレスアップ!!
出典:株式会社イータス
ブレーキキャリパーに装着する、「キャリパーカバー」というアイテムでドレスアップする人が多いようです。取り付けは割と容易に行えますが、取り付けの際に加工が必要な物も中にはありますので、注意が必要です。どうしても不安な人は専門店で取り付けまでお願いした方が良いでしょう。車検の際に引っ掛かるという話はあまりないようですが、一般的には外して車検に出す事が多いようです。
まとめ
ブレーキキャリパーは、ブレーキ本体ともいえる、大切なパーツである事が解りました。また、内部が劣化してしまうと、ブレーキ性能に悪影響を与えてしまう為、定期的な交換が必要になります。
キャリパーの取り外し等は分解整備となりますので専門業者にお願いしましょう。